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ザックから外すことをもっと考えたい物

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    Bila Outdoor 編集部
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ザックを軽くしたいとき、いきなり雨具や水を減らすと、歩きやすさと引き換えに不安が増えます。まず見直したいのは、その日の目的に関係のない道具や、同じ役割を重ねて持っている物です。荷物を減らす作業は、少ない個数を競うことではありません。必要な備えを確保しながら、持ち運ぶ理由を説明できない物を整理していきましょう。

帰宅後に中身を広げて分類する

準備中は、念のためという気持ちで道具を足しやすくなります。使い終わった直後なら、何を取り出したか、何が邪魔だったかを思い出せます。荷物を「使った物」「使わなかったが必要な備え」「今回の行程には不要だった物」に分けてみます。使わなかったという理由だけで、次回すべて抜かないことが大切です。

雨具、保温着、地図、照明、救急用品などは、出番がなかった日にも役割があります。一方、結局使わなかった調理道具や二冊目の本は、目的によって外せる候補です。軽い物にも理由を考えますが、最初は大きく重い物から見ると効果が分かりやすくなります。小さな包装だけを削って、重い不要品を残す順序にしないようにします。

重複は役割まで確かめる

同じような上着を何枚も入れているなら、それぞれ何のために使うか確認します。防風、雨、休憩時の保温には違いがあるため、見た目が似ているだけで一枚にまとめられるとは限りません。役割が本当に重なる物を減らし、濡れた場合や気温が下がった場合の備えは残します。多用途の道具も、一つが使えなくなった影響まで考えます。

小物では、収納袋、ケース、カトラリー、タオルが増えがちです。用途が同じ袋を何重にもしていないか、食事を一本の道具で取れるのに複数入れていないかを見ます。ただし、防水や衛生に必要な分け方まで省く必要はありません。水に弱い機器と濡れた衣類を同じ袋に入れるような減らし方は、後の片付けを増やしてしまいます。

食事の形式から道具を減らす

日帰りで温かい料理を作らないなら、鍋や燃料、調理用の水を持つ必要があるか考えます。保温容器や調理不要の食事に変えると、道具の数だけでなく、設営と片付けの時間も減らせる場合があります。反対に、温かい食事そのものが楽しみなら、調理道具を持つ理由は明確です。何を楽しむ日なのかを先に決めましょう。

食料は量を一律に削るより、包装と種類を整理します。大袋をそのまま何種類も持つ代わりに、歩く時間に合う分量と予備を用意します。保存方法や衛生に配慮し、移し替えで食品を傷めないようにします。予備食までなくして、予定どおり進むことに頼る軽量化は避けます。帰宅後の残り方を数回見て、少しずつ量を合わせる方が確実です。

趣味の道具は今日の使い方を決める

撮影機材、双眼鏡、椅子などは、使うならハイクを豊かにする物です。ただ、何となく全部持つと、登りの負担が楽しみを上回ることがあります。花を撮る日なら必要な撮影道具へ絞り、歩くことが目的なら大きな三脚を外すなど、優先順位を決めます。道具を持たない日を一度作ると、自分が本当に使いたい場面も分かります。

衣類や雑貨も、季節が変わるとザックの奥に残りがちです。真夏の虫対策品や真冬の予備品などを、毎回自動的に持つのではなく、目的地の状況で選び直します。ただし、山では麓と条件が違うため、街の季節感だけで防寒を減らさないようにします。軽量化の判断には、天気と行程を確認する作業が欠かせません。

共有できる物と個人で持つ物を分ける

グループで調理する場合などは、大きな共用道具を分担できます。誰が何を持つかを事前に決め、現地で全員が持ってきた、または誰も持っていないという事態を防ぎます。一方、別行動になったときに必要なライト、水、衣類、地図へのアクセスなどまで一人へ集中させないようにします。共有による軽さと、離れたときの不便を両方考えます。

見直しが済んだら、実際の水と食料を入れて重さを確かめ、短く歩いてみます。軽くなっても物が動いたり、取り出しにくくなったりしていないか確認します。次のハイクでは、外した物が必要だったかを記録し、少しずつ内容を整えましょう。毎回大量に入れ替えるより、小さな変更を重ねる方が、自分に必要な装備を把握できます。最後に残るのは、最小の荷物ではなく、理由の分かる荷物です。

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