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初心者のためのシンプルなキャンプキッチン
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- Bila Outdoor 編集部
初めてのキャンプ料理は、品数を増やすほど忙しくなります。湯を沸かし、温かい一皿を食べ、暗くなる前に洗い物を終える。そのくらいの献立でも、外で食べる楽しさは十分に味わえます。使いやすいキッチンを作るには、道具の数より、火の周りと水の扱いを先に決めることが大切です。
献立から必要な道具を逆算する
最初は、一つの鍋で順番に作れる料理を選びます。たとえば湯を沸かして飲み物を作り、その後にスープや麺を調理する流れなら、複数の火口を同時に見張る必要がありません。主食を別に用意しておけば、調理が遅れても落ち着いて食べ始められます。
切る作業は家庭で済ませると現地の道具を減らせます。ただし下ごしらえした食材にも適切な保冷が必要です。保冷しにくい条件なら常温保存できる食品を中心に組み立て、生肉を扱う料理は次の機会に回してもよいでしょう。初回からすべてを手作りする必要はありません。
献立が決まったら、鍋、熱い鍋を扱う道具、食器、食べる道具、点火具を並べます。ふたを皿代わりに使う場合は、熱くなった状態で安全に使えるかも考えます。調理中に必要な物を食器として兼用すると、かえって作業が止まることがあります。
火を使う場所を最初に確保する
バーナーは屋外の安定した、使用に適した台や地面に置きます。テント内や閉じた前室では使いません。雨を避けるためでも、燃焼器具を囲われた空間へ移すと、一酸化炭素中毒や火災の危険があります。タープの下で使用できるかは施設と器具の規則を確認し、生地との距離も確保してください。
火の近くに燃料の予備、包装袋、ふきんを置かず、子どもが通る動線からも外します。鍋の取っ手は通路へ突き出さない向きにします。風が強い時は調理を続ける前提で無理に囲わず、使用を中止できる献立にしておくと安心です。
特にガス容器を風防で囲うと、熱がこもる場合があります。器具に適合しない風防や大きすぎる鍋は使わず、取扱説明書の指定を守ります。風対策は、その場の思いつきより器具に合う方法を優先します。
テーブルは三つの作業場所に分ける
小さなテーブルでも、「これから使う食材」「盛り付ける場所」「使い終えた物」を分けると混乱が減ります。すべてを天板へ出さず、次に使う分だけ取り出しましょう。調味料はまとめた袋に入れ、使ったら戻します。開いた袋が並ぶと風で飛び、食材の状態も分かりにくくなります。
生の食材に触れた道具で、そのまま食べる食品を扱わないようにします。手洗いに使える水とせっけんを確保し、共用の炊事場が遠いなら往復も調理時間に含めます。汚れた手をふく布と食器を乾かす布は分け、濡れた布を食材の上へ置かないようにします。
水は飲む分と洗う分を分けて考える
水場の場所だけでなく、飲用できる水か、利用時間に制限がないかを受付で確認します。飲み物と調理に使う水は清潔な容器に確保し、残量が見えるようにしておきます。洗い物で全部使わないよう、翌朝に必要な分も取り分けておきましょう。
汚れた食器を運ぶための小さなたらいや袋があると、炊事場まで何度も往復せずに済みます。洗剤の使用可否はキャンプ場の決まりに従います。環境に配慮した表示のある洗剤でも、沢や地面に洗い水を捨ててよいわけではありません。排水は指定場所で処理します。
食後の作業を献立に含める
食べ終わったら、まず食べ残しと油を紙などで取り除きます。その後に洗うと、水も手間も少なくて済みます。ごみは施設の分別に合わせて袋へ入れ、食品の包装と一緒に風で飛ばないよう管理してください。食材を出したまま焚き火へ移ると、片付けが夜遅くに残ってしまいます。
就寝前には火が完全に消えていることを確認し、器具が冷えてから片付けます。残った食品は適切に保冷・保管し、動物対策は現地の指示に従います。翌朝用のカップや鍋を一組まとめておけば、朝食のために箱を全部開けずに済みます。
家で一度、予定の道具だけを使って同じ献立を作ると、忘れ物がよく分かります。計量カップや菜箸が必要だったなら追加し、使わなかった道具は外します。キャンプのキッチンは、豪華さより、少ない手順で安全に食べ終えられることを基準に整えましょう。準備と片付けの時間も減らせます。
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